命題:どんな職業が社会の問題解決に役立つような仕事ができるのだろうか。

純粋に、自分の限りある命を使って、社会の人々のために役立ちたいと思っている人は自分の周りを見渡してもいるものだ。

自分を含めてそのような人々がどうすれば社会の役に立つことを仕事を通じてすることができるのかを考えている。

1.まず、立場という点で、自らが社会の仕組みや構造に影響を与えることができるポジションにいる必要がある。これは、社会の歯車として働くことを基本とするポジションとは違い、創造性を働かせることのできるポジションということだ。

創造性が必要な時代というが、本当に創造性をもって働くことをある意味で「許される」には、そのためのポジションを確立する必要があると感じる。

ありがちな例としては、せっかく、クリエイティブにいろんなことを考えていても、それを上司に言ったととしても、意思決定の議論にも上ることなく、それが流されていく。いくら、あなたの主体的な働きをサポートしますといっているような企業でも、組織が巨大で膨らむほどに、この創造的な働き方は不可能になる。よって、自分自身の社会のために役立つ仕事の仕方というのは非常に限定的、小規模のもので終わってしまう。

2.もう一つの視点で、職種というものがある。

営業職 技術職(SE・インフラエンジニア・Webエンジニア)
企画・管理 技術職(機械・電気)
事務・アシスタント 技術職(組み込みソフトウェア)
販売・サービス職 技術職・専門職(建設・建築・不動産・プラント・工場)
専門職(コンサルティングファーム・専門事務所・監査法人) 技術職(化学・素材・化粧品・トイレタリー)
金融系専門職 技術職(食品・香料・飼料)
公務員・教員・農林水産関連職 医療系専門職
  クリエイター・クリエイティブ職

このような大まかな職種がある。結論としては、どの職種であっても、社会の問題解決に役立つことができるということである。

しかし、そのなかでも、特定の問題解決、例えば、貧困解決に向いている職種というものはある。

職種というものは、社会に必要とされるスキルをカテゴリー化し、それを企業という組織の中で細分化し、時には、部署を分けたりするものである。

それぞれの職種に蓄積された専門的知識やスキルは、人類の発展のために非常に有益になるので、学ぶ必要があるだろう。

話は、それを何のために学ぶのか、そして、その学びを何のために使うのかという思考であり、それを発揮する先を定める志向である。

3.まとめ

簡単に考察をしたが、まとめると、社会の中でのある能力を高め、その能力を何に使うのかを自分で考え、そして、創造的にその志に向かって挑戦していけるポジションの確保をすることが命題への一応の答えである。